はじめに
こんにちは。クジライングリッシュです。
今日は僕がTOEIC920点を取った時に使っていた参考書を一気に紹介します。『これを使えばあなたも…!』なんて言うつもりはさらさらないです。合う合わないとかありますしね。
ただ、TOEIC920点に必要な情報量というのはそれほど多くない、ということを実感してもらいたいな、と思っています。

TOEIC920点というと、膨大な量を暗記しなきゃいけないと思う人もいるかもしれませんが、ブッチャケ数冊を完璧にこなせば何とかなります。
自己紹介は、以下の記事まで。
端的に言うと、『TOEICを1ヵ月半・1日1時間の勉強で920点取った人物』であり、『英語学習者』であり、すなわち『英語学習の迷い人』です。
使った参考書一覧
TOEIC前史
プロフィールには書かなかったですが、一応大学受験で英語を使いました。
当時は割と得意科目で、センター試験はリーディング192点、リスニング48点だったと思います。

今は試験形式違うらしいね。
大学4年間遊びほうけ、仕事も英語と何の関係もないものを選んだので、TOEICを受験するまでに大分力は衰えてたと思いますが、TOEICの勉強に移る前の土台として参考にしてください。
Duo 3.0
Duo3.0――言わずと知れた超絶神単語帳です。
他の単語帳と一線を画すのが、あくまでも『例文集』だということ。
例えば、”We must respect the will of the individual.”という例文が載っていて(実際に載っています)、その例文に沿って、”respect”, “will”, “individual”といったそれぞれの単語を覚えていく構成です。
これの何がいいかって、センター試験でいうところの大問2、TOEICでいうところのPart5、つまるところ文法・語彙問題にめちゃめちゃ強くなります。
詳しくは別でレビュー記事を書く予定なのでそちらに譲りますが、私はここに載ってる例文560個を丸暗記することでセンター英語リーディング60点⇒140点まで上がりました。

例文丸暗記は大分しんどいけれど、信じる者は救われる、そんな参考書です。
↓Duo3.0についてのレビュー記事はこちら↓
ビジュアル英文解釈 PARTⅠ
単語を覚えたら次は文法、ということで、ビジュアル英文解釈を紹介します。
ビジュアルという名前に騙されてはいけません、ほとんどビジュアライズされていない硬派な参考書です。初版が1987年らしいので、当時としては申し訳程度に会話形式だったり、申し訳程度にキャラクターの絵が描かれていたりしただけで、ずいぶん画期的だったのかもしれません。
この参考書の素晴らしさは以下の記事に詳しいので詳細は語りません。
素晴らしい記事なので、興味のある方は読んでみてください。

一部、上記のnoteから引用します。
英文を読むということは、いったいどういうことなのでしょうか。言いかえれば、英文を読むとき、我々は頭をどのように働かせている、あるいは働かせるべきなのでしょうか。
この問いを徹底的に考えぬいた男がいます。彼はまた、それをどのような方法で学生に教授するか、教室での講義だけではなく、参考書の場合はどうかについても、生涯をかけて向き合い続けました。還暦を迎える年、彼は後年「英文解釈の参考書の金字塔」と称されることになる参考書を生み出します。男の名前を伊藤和夫、参考書の名を『ビジュアル英文解釈』といいます。
伊藤のした仕事は、英語が読める人が無意識のうちに処理してしまっている「形」の約束ごとを、ほとんど余すことなく意識的な作業として暴きだしてみせたこと、と要約できるでしょう。
万人にオススメできる参考書ではないですが、こと『英文を読む』ということに関して言えばこれ以上の参考書は現在でもないと思っています。

これもいつかレビュー記事を書くよ。
今、手元にないんだけど正直いつ絶版になるかヒヤヒヤしている…。

学生時代に熱心に取り組んだ参考書は上の2冊ぐらい。
後はなんとなく問題集を解いていたぐらいかな。
TOEIC対策
学生時代に使った参考書も少ないですが、TOEICに至っては本当に1冊+1サービスしか使っていません。

TOEICに必要な知識量ってホントは大したことないんですよ。
それよりももっと重要なことがあって…これは別記事に書きます。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
いわゆる『金フレ』。
ここに出てくる単語を全部覚えれば、少なくとも『単語』という意味ではTOEICで困ることはないと断言できます。
そのぐらい、TOEICに必要な単語な単語が過不足なく掲載されており、TOEIC対策の決定版、超ベストセラーなのも頷けます。あと地味に安い。紙の質とかはあんまり良くないんですけど、この値段なら許せる。

逆にこれを全部覚えたのに単語で苦労してる人は、
その手前の段階で抜け落ちがあるかもしれないな。
これについては構成は基本的によくある単語帳そのものなのでレビュー記事は出さない予定です。
が、一個だけ使用上の注意を書きます。
やるなら全単語覚えましょう
この本、難易度順に単語が並んでいて、それぞれ600点、700点、800点…といった具合にカテゴライズされてるので、たぶん途中で辞めちゃう人がすごい多いと思うんですよね。
でもTOEICって英検とかと違って、難易度別で試験が分かれていないので、全単語覚えないとどうしても文中に知らない単語が出てきちゃうんです。しんどいな、と思うかもしれませんが一気に覚えちゃった方が絶対に楽なので頑張ってください。

単語は根性だな。
まあankiとか使って効率よく覚える方法もあるから、これは別で紹介するけど。
Santa アルク
厳密にいうと参考書ではないんですが、Santa アルクというアプリを紹介します。
言わずと知れたアルク社が出しているアプリで、TOEIC Part1~Part7まであらゆる問題の演習ができます。これさえあればTOEIC用の参考書はほぼほぼ不要です。
また、AI機能を搭載していて、1問解くごとにTOEICの予想スコアが更新されていくのが地味にモチベーションになります。これ結構正確で、私が920点を取る直前には確か900点予想と出てた気がします。
強いて言えば単語回りの機能が弱いので、そこは金フレに譲った方が良いです。
後は、問題について疑問に思ったところを解説してくれるAIも搭載されてるんですが、こいつが結構かたくなというか頑固で、1問だけどうしても納得がいかない問題があった時にかなり長時間レスバしたのを覚えてます。

なにをやってるんだ。
結論
TOEICで900点台を取るのに、あんまりアレコレ参考書は必要ないです。
TOEICはその性質上、知識量としてはかなり少なく高得点が取れる仕組みになっています。
あと何週もやる、みたいなのも必要ないです。
これはちょっと語弊があるかも知れないですが、周回数よりも『短い期間で周回した数』が重要だということを肝に銘じてください。

人間、時間が空くと忘れちゃうからな。
各参考書の使い方や詳細なレビュー、またTOEIC試験の特徴や向き合い方についてはそれぞれ別の記事を書くと思うので、そちらも参考にしてください。

乞うご期待。
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